ノートルダム大聖堂
朝からノートルダム大聖堂のニュースに心が痛む。
29歳から30歳になる7ヶ月間、中学の頃から憧れていたフランス・パリへ。留学という名のロングバケーション、色々なものを捨て、かけがえのないものを得る事ができた。
間近で見た大聖堂は神々しく、しばらく目の前の広場で行き交う人とこれまでの人生を重ね、旅の理由を反芻した。他に何を考えていたかは忘れたけど、今回の旅では中に入らずにおこうと願掛けしておいた。
当時の日記を探して読んでみたら、この日は朝からダイエットを兼ねて家からパリ市内を歩き、いくつかのレコード屋に行くもユーロ高に嘆き、歩き疲れて地下鉄で帰るという、やってることは今と変わらないじゃないかと思って笑えた。
12年前を俯瞰出来るようになって、次回こそはと思っていたので残念でならない。