September Records

セプテンバーレコードの店主です

GLIM SPANKY / 大人になったら

「GLIM SPANKY / 大人になったら」という曲は、これまで世知辛い世の中だったけど、かっこ悪くも生き抜いてこれたことを全肯定してくれたし、なにより何もない田舎でレコード屋をやることを大きく後押ししてくれた、自分にとって大切な曲。

 

歌詞にある「レイバンとレコードを買ったあの店」のように、わかってくれる人から深く愛される店にしたいと思い、今まで頑張って来たつもりだ。

 

「どんなことが起きようとも 好きなものは好きで

綺麗なものは綺麗と思える人でありたい」


と、レミさんは語る。僕も同じ気持ちでいるし、限られた時間はそんな人たちと共にしたいと思っている。


これまで沢山良いお客さんやミュージシャンとの出会いがあり、お店をやってきて良かったとしか思っていないのだが、今日、この曲を書いて歌っているレミさんがご来店下さって、太鼓判を押されたような気がした。


あわあわと、そっと差し出した手をギュッと握り返してくれた。オープン以来店に掲げていた「大人なったら」のアナログ盤はじめ、グリムの全アナログにサインをして頂いたり、オススメのレコードを沢山買って頂いたり、、これまでの思いを頑張って伝えられて良かった。直視出来ないほど、優しさに包まれた天使のような方だった。

 

「こんなロックは知らない 要らない 聴かない君が

上手に世間を渡っていくけど

聴こえているかい この世の全ては

大人になったら解るのかい」


この曲をテーマにして明日からも変わらずレコード屋をやっていこうと思う。

 

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